10月に念願の「ハーフ 2時間切り」と「10km 50分切り」を達成したあと、左足の裏側を傷めてしまった。歩くと痛い。整形外科に行ったらレントゲンとられて「うん、ケガじゃないけど炎症ね」と診断された。ケガじゃないけど炎症とはいかに。炎症を伴うケガではないのかと言いたいが、定義を巡って医者と議論しても仕方あるまい。要するに、軽めのスポーツ障害である。
「大体いつ治りますかね?」と聞くと、「3日から3カ月」と答えられた。3日と3カ月では結構な違いだが、自然現象とはこんなものか。対数を取ると3日はlog 3=1.01、3カ月は90日とするとlog 90=4.5なので、そんなに大きな違いではないのだろうか。すまんが私立文系出身なので、この辺りの感覚がよく分からない。
ケガはへこむ。せっかくノースフェイスの新しいランパンを買ったのに、しばらく走れない。このランパンは画期的な逸品で、ネット状のポケットが後ろに3つ付いていて、小銭を入れて走ってもじゃらじゃらしない。男梅グミとか携帯補給食も上手く入る。走ると揺れるウエストポーチとはおさらばなのだ。
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医者からは「あなたはハイアーチ」と診断された。偏平足の反対で、足裏の土踏まずがくぼみすぎているのだ。偏平足が土踏まずのバネが伸びきった状態なら、ハイアーチはバネが固すぎるようなものだそう。へぇー。しかしこれは生まれつきのもので、治せるようなものではなさそう。
たしかに自分は昔から偏平足ではないと思っていたが、偏平足でなさ過ぎるのか。そして、それは長距離走との関係においては、障害になりうるのか。つくづく障害とは、あるものに属する性質ではなく、何かに対する関係であると思う。いわゆる発達障害や人格障害も、本人の属性として見るのではなく、特定の社会との関係として理解せねばならないとはこういうことだよなあ。
ハイアーチ用のインソールが無いものか、スポーツ用品店に行って探してみたが、無い。そこで簡単なカスタムメイドを作ってもらった。足の裏の形状にぴったりである。そして私はこんなことばかりしてるからお金が貯まらないのだ。
んで、一カ月間ほど走らなかったら、炎症はすっかり回復した。そのあいだにも脚の筋トレはきちんとしたが、さすがに走力が下がった感がある。走力チェックのために、11月の月例横浜ラン10kmに参加してみた。最近、私は本当に時間管理がダメで、トイレに行ってる間にスタートしてて、およそ50秒遅れてスタートした。というわけでマイ計測。
- 1km 4:29 最初はきばって走る
- 2km 4:52 だんだん「何でこんなことしてんだ」と思う
- 3km 4:54 しんどい
- 4km 5:00 疲れてきた
- 5km 5:11 疲れが出てきた
- 6km 5:06 疲れてもがんばれ
- 7km 4:59 ちょっと頑張った
- 8km 5:02 もうちょっと頑張ってみた
- 9km 5:12 脚が重い
- 10km 5:06 ラストスパートできなかった
- 残余 0:14
- 合計 50:04
ケガ前と比べて、タイムは「20秒落ち」程度なのだが、どうにもうまく走れなかった感が強い。最後のラストスパートできなかった、脚が重かった、というのが不満である。こんな短距離でスパートできないのでは、到底フルマラソンは走れまい。
しかしランにばかり時間を使えない。短い時間で高い成果が出て、しかもケガしにくいトレーニングはないものか。短時間、高強度、低負担だ。というわけで近所の小山の坂道を全力で駆け上がる坂道トレーニングを思い付いた。
坂道を全力で走ると、短時間でも、しんどいので高強度、遅いので低負担である。われながらグッドアイデアだが、夜間に全力ダッシュするので不審人物と思われない注意が必要だ。
今日はこれから日経の「年末エコノミスト懇親会」に出てきます。普段エコノミストとは呼ばれないので微妙に違和感はありますが、そうとも言えないこともない。会場に誰か友達がいることを期待しています。