2013-01-01から1年間の記事一覧

大晦日

2013年がもうすぐ終わります。昨晩は近所の友人家族と忘年会をして、今日はゲラ直しと昼寝と犬の散歩をしました。今年は仕事上は、二冊の本『マーケットデザイン』と『社会的選択理論への招待』を刊行できたのが、一番大きな出来事でした。 新書はかねてから…

WEDGE infinity 「今年の三冊」

ウェブ雑誌WEDGE infinityで「今年の三冊」を選びました。與那覇潤さん(歴史学)、五十嵐泰正さん(社会学)に続いて、私(経済学)の流れです。 http://wedge.ismedia.jp/articles/-/3470?page=1(全体) http://wedge.ismedia.jp/articles/-/3470?page=7…

著者インタビューなど

WEDGE infinityというウェブ雑誌に、『マーケットデザイン』(ちくま新書)の著者インタビューが掲載されました。同誌には近日中に、私が選んだ「今年の三冊」が載ります。http://wedge.ismedia.jp/articles/-/3416 マーケットデザイン: 最先端の実用的な経…

『社会的選択理論への招待』に付随して書いた論文

本を書くときには、相当な量のサーヴェイをするのですが、そのときどうしても、既存研究のアラやヌケがいくつも見付かります。そこで仕方なく(そうしないと執筆が進められないので)自分で定理を証明するのですが、今回はそれが二本の論文にまとまりました…

社会的選択理論への招待

新刊『社会的選択理論への招待 ――投票と多数決の科学』(日本評論社)が刷り上がって、先日、書店より一足先に著者の手元へ来ました。あと数日で、店頭やオンライン書店に並ぶと思います。 社会的選択理論への招待 作者: 坂井豊貴 出版社/メーカー: 日本評論…

「多数決の科学」(2013年10月 慶應義塾読書会講演原稿)

昨日、慶應義塾読書会で多数決に関する講演を行いました(於 糖業会館)。そこで配布した講演原稿をアップしておきます。内容は、社会的選択理論に関する、歴史著述を交えた一般向けの「お話し」です。 11月に日本評論社から書籍『社会的選択理論への招待…

「中位投票者定理」(2007年 『ゲーム理論プラス』)

2007年に経済セミナーの別冊『ゲーム理論プラス』(日本評論社)に寄稿した原稿を、講義ノートにしたものをアップします。 http://www.geocities.jp/toyotaka_sakai/ksemi-2007-sakai.pdf これは私がはじめて書いた日本語の原稿です。昔書いたものを今読むと…

林貴志『ミクロ経済学』(ミネルヴァ書房)

林貴志さんから『ミクロ経済学』(ミネルヴァ書房)をいただきました。どうもありがとうございました。林さんはロチェスターの先輩で、ジョブマッチングの共同論文を書いたこともある、親しい友人です。あの吹雪の国に留学していた頃が懐かしい。私が本を書…

「メカニズムデザイン理論による制度設計」(経済セミナー 2009/4-5月号)

2009年4-5月号の経済セミナーに寄稿した「メカニズムデザイン理論による制度設計」のPDFファイルをあげておきます。この頃は、日本でメカニズムデザインという言葉が広まり始めた時期だったように思います。今ではちょっと隔世の感があります。 http://www.g…

経済教室「『民意』の絶対視にも問題」(2012/8/15 日経朝刊)

昨年、2012年8月15日の日経朝刊「経済教室」欄に寄稿した拙稿、「『民意』の絶対視にも問題」のPDFファイルをあげておきます(教材用に形式を修正しています)。中位投票者定理により当時の消費増税に関する政党対立を考察し、オストロゴルスキーのパラドッ…

やさしい経済学「マーケットデザイン」(2013/5月 日経朝刊 全10回)

今年の5月に日経新聞「やさしい経済学」欄に全10回連載した、『マーケットデザイン』の原稿をPDFファイルにしてまとめました。新聞では載っていたイラストレータによる図がありませんが、読むのに必要なものについては表で再現しています。新聞は、新聞用の…

はじめまして

はじめまして、坂井豊貴(さかい・とよたか)といいます。私はメカニズムデザイン、マーケットデザイン、社会的選択理論を専攻する研究者です。米国ロチェスター大学で博士号を取り、現在は慶應義塾大学経済学部の准教授を務めています。 主に書き物や活動、…