走れてない話

 暑いのでほとんど走っていない。地元の大会に、ほとんど自身の走力の低下の具合を確認するためだけに、出場している。すいません、きわめて凡庸な市民ランナーの、あくまで自己内のことです。

 7月は月例横浜(鶴見川)と月例川崎(多摩川)に出たが、両方とも暑さのせいで、10kmが5kmに短縮されてしまった。

 倒れたら自己責任でいいから10km走らせてほしいと思うのだが、運営側としては、倒れた人を放置するわけにもいかないのだろう。実際、ここ毎回、倒れる人がいるという。たしかに私も昨秋には、熱中症で倒れた人を介護したのであった。だが炎天下のなか5km走ってみると、2kmくらいの段階でもう「5kmにしてくれてよかった」と思う。こんな暑さで10km走るのは健康に悪い。

 ところが今日7月17日は、気温があまり高くなくて、月例横浜の10kmが10kmのまま開催された。トイレから戻ってきたら号砲が鳴っていて、渋滞の後ろから走り始めた。久々のきっちり10kmは嬉しいが、5kmのほうがよかったのにと思わなくもない。

 熱中症対策として、いつもの「男梅グミ」を持参し走った。塩分が足りなくなってからでは遅いので、1kmあたりで1つ口にする。自分の知る塩分補給食のなかで「男梅グミ」はベストだが、この味にはやや飽きてきた。

ノーベル 男梅グミ 38g×6個

ノーベル 男梅グミ 38g×6個

 

 走力の低下のせいか、気温の上昇のせいか分からないが、とにかく途中でバテる。暑いと心肺が簡単にハァハアするのだ。目標は48分台だったのだが、途中で「今日は頑張らない。たぶん頑張ったら走るのを嫌いになる。49分台でよしとする」と考えを変えた。たぶんそれでよかったと思う。GPS時計の自己計測によるタイムは以下の通り。

  • 1km 4:20
  • 2km 4:42
  • 3km 4:41
  • 4km 4:51
  • 5km 4:57
  • 6km 5:11(水分補給)
  • 7km 5:06(ああ、キロ5分をオーバー)
  • 8km 5:09(目標を49分台に下げた)
  • 9km 5:15(つらい)
  • 10km 5:24(ラストスパートなどできない)
  • 残余 0:13
  • 計 49:44

 見事に後半になるにつれ遅くなっている。バテているのだ。これは冬にはないパターン。そして冬のベストタイムは48:10だったので、それからだいぶ遅くなった。暑さだけではなく、走るのが下手になったとか、モチベーションが落ちているとか、複合的な理由と思う。

 脱水症状は起こさなかったが、ゴール後は軽くふらついていた(脱水症状である)。塩分は採っているので、冷たい水をごくごく飲んで、5分ほど座って休んで回復。尿意があるのは、熱中症の初期症状にもなっていない証拠と思う。塩分の摂取タイミングと量が良かったからだろう。こういうのは上手くなった。そんで、ロードバイクでのんびり片道8kmの家路に着いた。

 9月上旬にハーフ、10月末にフルにエントリーしたので、夏に練習しないわけにはいかない。だがどうも心の盛り上がりに欠ける。というか、心を盛り上げるためにエントリーしたのだけれど、どうも盛り上がらない。これまでと違う刺激が必要なのだと思う。ところでいまパソコンで「刺激」と変換するときに、第一候補で「重規」と出て、ちょっと驚いたのと、なんかこう、自分に感心した。走ってないで勉強せよということだろうか。

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