いま現実逃避まっさかり

 また久しぶりの更新です。最近はずっと本を書いており、締切も編集者もないブログに手が回りませんでした。ちなみに本は、明日が締切で、いまは現実逃避の真っ最中です。

 書いている、あるいはいまこのブログでなく書いているべきなのは、岩波新書『多数決を疑う ――社会的選択理論とは何か』という本です。今春4月に公刊予定。とにかくここ9か月ほど、これにどっぷり浸かっていて、文字で「ジュディマリ」と見ると、「マジョリティ」に空目するぐらい。でもこれは多分、俺の人生の代表作なのだ。でももう文章なんか書きたくないし、本も読みたくない。読むならハマりかけの『弱虫ペダル』だけにしたい。でもこれ30巻以上出ているのね、どうしよう。

弱虫ペダル(38): 少年チャンピオン・コミックス

弱虫ペダル(38): 少年チャンピオン・コミックス

 

  あと、今週発売の「週刊 東洋経済」に「マーケットデザイン」を寄稿しました。書店やコンビニはもちろん、駅のキオスクでも売っています。ぜひ電車や新幹線の中でもご覧ください。でも俺は新幹線の車内ではSPA!のほうが好きかな。とにかく今週は「週刊 東洋経済」、ピケティが表紙。

週刊東洋経済 2015年 1/31 号 [雑誌]

週刊東洋経済 2015年 1/31 号 [雑誌]

 

  それと、ちくま新書『マーケットデザイン』に台湾語訳が出ました。初めて自著の外国語訳が出て嬉しいです。仲介業者が印税から手数料を山ほど差っ引いたこと以外には、すごく満足しています。いやいや、とにかく、世の中の色んなことに感謝しています。ありがたやー。


誠品網路書店 - 如何設計市場機制? 從學生選校、相親配對、拍賣競標, 了解最新的實用經濟學

 

マーケットデザイン: 最先端の実用的な経済学 (ちくま新書)

マーケットデザイン: 最先端の実用的な経済学 (ちくま新書)

 

  それと去年の秋に、筑摩書房さんは『創刊20周年記念 ちくま新書ブックガイド』を作成しており、私も選者として一冊、重田園江『社会契約論』を推薦しました。 

社会契約論: ホッブズ、ヒューム、ルソー、ロールズ (ちくま新書 1039)

社会契約論: ホッブズ、ヒューム、ルソー、ロールズ (ちくま新書 1039)

 

 そこで私が書いた紹介文を、ここで載せときます。

 頼むから誰かルソーの「一般意志」を説明してくれ、定義してくれ、『社会契約論』は難解きわまりないぜ、助けてくれ、と思っていたところに本書が出た。著者は、誰もそんなことはできないぜ、私もこんなに苦しいぜ、でも多分こういうことだぜと、息も絶え絶えに、しかし力強く語りきる。それは命がけの跳躍だ。棒高跳びでバーを高く飛び超えた瞬間の著者の姿が、本書には見事に焼き付けられている。読者はそれにより自らの飛び方を必ず見つけ出すはずだ。

一般意志は今でもアツい概念だぜ。では、岩波のほうの執筆に戻ります。。