朝日中高生新聞5/21号

 5/21付け今週号の「朝日中高生新聞」1-2面に、長めのインタビュー記事「誰もが納得いく選挙は?」が掲載されています。ASAで購入できるようなので、ご関心のある方は、どうぞ入手のうえ、ご覧ください。カラーの顔写真も載っていて、酷薄な笑いを浮かべているよ。

朝日学生新聞社 ジュニア朝日

 わたしは朝日小学生新聞を読んで育ったが、そのころ中高生新聞はなかったと思う。あったら親がとっていただろう。うちには朝日新聞、朝日小学生新聞、週刊朝日、AERAが揃ってたのだ。

 小学4年生のとき、独りで週刊朝日の「過保護な親チェックリスト」をやったことを覚えている。子供心に「ひょっとして自分は過保護に育てられているのではないか」と思っていたのだ。

 誌面のチェックリストはみるみる埋まって、どうも自分の親は過保護であり、それゆえ自分は堕落しやすいことが分かった。そして「親が過保護だという自覚のもとで育とう」と決意した。ただし、いま思うと、自分は発育が危なげで、要保護な子どもだったような気がする。

 だから何というわけでは全くないが、とにかく小学4年生というのは、決してあなどれない生き物なのだ。自分の娘はいま小学3年生である。彼女は最近、ものすごく色々なことを考えている様子だ。ときどきわたしは、彼女の自我が、理解力が、心の奥底が、怖いと感じる。生まれる前から知っている自分の娘が、どうも自分とは別の人間のようなのだ。

 わたしも自分の子どもから「うちの親は過保護だ」と思われたりするのだろうか。あるいはすでに思われているのか。それとも保護が足りないのだろうか。「新しいゲームソフトを買ってほしければ、テストの問題を解いたあとの見直しを徹底せよ」と要求するのは子供を舐めた行為で、高圧的だと思われているのだろうか。他人の考えていることはさっぱり分からない。