日比谷カレッジ4/28講演

 来たる4月28日(金)の19時から日比谷図書館の「日比谷カレッジ」で講演します。タイトルは『「多数決」を問い直す!―多数決が開けた21世紀のパンドラの箱―』です。定員200名の会場に、すでに90名以上の申し込みをいただいています! 先着順ですので、関心のある方は、ぜひお早めにお申し込みください。『多数決を疑う』の2017年ヴァージョンの話をする予定です。

http://hibiyal.jp/data/card.html?s=1&cno=2951

2000 年のアメリカ大統領選挙ではゴアがブッシュに優勢するなか、「第三の候補」ネーダーが参戦した。ネーダーは優位に立っていたゴアの票を致命的に喰い、ブッシュは「漁夫の利」で勝利をつかむ。翌年アメリカは同時多発テロの攻撃を受け、その後ブッシュは反撃の延長線上にイラク戦争を開始する。フセイン政権は倒したが、イラクの統治は安定しない。結局フセインの残党が勢力を盛り返して、それが「イスラム国」の母体となった。排外主義が世界を渦巻く2016 年、イギリスはEU からの離脱を国民投票で決め、アメリカはトランプ大統領を選出した。

いまこそ多数決を正面から論じるときだ(講師談)
多数決を疑う――社会的選択理論とは何か (岩波新書)

多数決を疑う――社会的選択理論とは何か (岩波新書)

 

  そしてこの講演あたりの時期に、岩波新赤版の二冊目を出します。まだAmazonに書影はあがっていませんが、『ミクロ経済学入門の入門』といいます。私なりに新境地の勝負作。 文字通りミクロ経済学の本で、入門の入門です。なんだ入門の入門て? わたしもよう分からんが、Don't think, feel ! 

 『決め方の経済学』は、台湾に引き続き、中国本土での翻訳が決まりました。いやあ、なんか、われながらグローバル人材だわあ。

「決め方」の経済学―――「みんなの意見のまとめ方」を科学する

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