慶應坂井ゼミの三田論「望ましい三役選出ルールの提案」が、三田祭の論文コンクールで金賞を獲得しました。書いたのは(もちろん)僕でなくてゼミ生です。快挙すぎる。3限の「上級ミクロ」の授業前に教えてもらったので、授業を始めるときに、はしゃいで舞った。ウェーイ! ウェーイ! みんなぁ、ウェイウェイだよぉ!!
内容は、学級会で「代表・副代表・書記」をどう選ぶかという、社会的選択とジョブマッチングを組み合わせた、かなりオリジナルな論文です。アイデアもとても良いのですが、Rulal Hospital Theoremを上手に活用した理論分析が煌いています。うちのゼミ生はほんとうに優秀で、凄いものだと感心します。
そんな社会的選択とマーケットデザインな坂井ゼミですが、ゼミではなぜかJohn Rawls『Lectures on the History of Political Philosophy』を読んでいます。僕たちの合言葉は熟議的理性の行使で、ゼミの雰囲気は穏やかなティータイムのようです。
Lectures on the History of Political Philosophy
- 作者: John Rawls,Samuel Freeman
- 出版社/メーカー: Belknap Press
- 発売日: 2008/09/15
- メディア: ペーパーバック
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坂井ゼミは7期生を募集しています。出願には、成績表と『多数決を疑う』の論評2000字を求めております。これは出願のコストを上げることで倍率を下げるシグナリングという仕組みです。三田でゲーム理論を勉強すると、シグナリングはもっと意味が分かるようになります。
ゼミ生によると、坂井ゼミはエグゼミではなく、また夜18時にきっかり終わるのが良いところだそうです。要するに割とラクなのだと思います。でも陰山コラムによると、だらだら勉強するのは、勉強しているのではなく、だらだらすることを学んでいるのだそうです。僕も夜は早くおうちに帰って、お茶を飲んだりマンガを読んだりしたいです。毎日『ドルメンX』の4巻はまだなのか?まだ?いつ?みたいなことばかり考えて暮らしています。