横浜ブルーライトマラソン9/10

 横浜みなとみらいで開催された「横浜ブルーライトマラソン」のハーフに出場してきた。秋のフルに向けての慣らしのつもり。

 以下のレポートでは、コースへの不満みたいなことも書くが、もちろん不満ではない。「その条件を楽しむ」みたいな遊びなのだ。で、とても楽しかった。

 コースは、往復2.1kmのコースを10回まわるという、かなり単調なものだ。「ブルーライト」とはいうもののスタートは15時半。気温は30度を超し、陽射しが強くて、とにかく暑かった。

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 コースはこんな感じで、ゼッケンは291番。路面は石なのでラン向きとはいいがたいが、「ツール・ド・フランスもよく石畳を走っているのでアリ」だと何となく思った。ところで自分はゼッケンを真っ直ぐシャツにピン留めできたことがない。

 1時間50分以内にはゴールしたいと思っていたが、あんまり暑くて無理だと3kmの時点であきらめた。目標を熱中症にならないことに変えたが、この目標は今すぐリタイヤすれば直ちに達成されるだろう。しかしまあ、しんどくない程度のペースで走る。

 コスプレしてる人が結構いて、しかも速い。暑いだろうに、すごいなあと感心。横浜マラソンのシャツを着てる人も何人かいる。自分も着てくればよかったかも。

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 海沿いで風景は良好、みなとみらいの「横浜らしいコース」ではある。少なくとも高速道路を走る横浜マラソンよりよほど横浜っぽい(横浜マラソンを褒めている)。海風がたまに強く吹く。

 コース幅は狭いが、参加人数がそう多いわけではないので(2-300人?)、わりと早々に渋滞はなくなった。しかし暑い。シェード付きのキャップをかぶってきてよかった。

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 西日が強くてへとへとになる。なぜこんなことをしてるのか分からない。今回はハーフだからまあ耐えられるが、フルなんか走りたくないと心底思う。だが10月末に今季一本目の予定を入れている。誰も喜ばないのになぜだ。考えたら負け、思考停止こそがオレの勝利!

 往復コースを10周というのは、つまらんが、ペースはつかみやすい。1周1周が短いので、「まだかなあ」という心の負担が少ない。各周ごとに水分が補給できて、補水スポンジをもらえるのも有り難い。

 終盤あたりの時間からは暑さが和らいだが、奪われた体力は戻らず、淡々と走る。

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 フィニッシュゲートに到達。何だかんだいってもハーフマラソンはあっという間に終わる。この写真はガッツポーズをしているのではなく、右手に付けた計測器をタッチする準備。

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 タッチでゴール、1時間55分26秒。ハーフマラソン一般には速いタイムではないが、今回の諸条件(とくに気温)のもとでは、まあまあの健闘ではなかろうか。やなことにもう41歳なのだが、35歳から44歳までの男子部門37名のなかでは、9位だった。べつに誰かと競っているわけではないが、一桁は何となく嬉しい。新シーズンの幕開けとしては、そう悪くないと思う。

 地下鉄まで歩いて行って、家路についた。駅では階段ではなく、エスカレータに乗った。今回も「男梅グミ」に助けられながら走り、またかなり小まめに水分を摂ったつもりだが、脱水気味で疲労感が強い。

 電車を乗り換えて、駅で家族と待ち合わせて、食事に行った。その夜は余韻を味わいながら、ぼんやりと過ごして、早めに眠りについた。