たばこが喫いたい話

 短期的な締切がひとつもない。いつ以来のことか分からないが、こんなに気が晴れやかなものとは。寄稿した雑誌がふたつ出版された。

 まずは朝日新聞出版の「Journalism」六月号。読み手にジャーナリストを意識した「多数決選挙は人々の意思反映が苦手 ――行きたくなる制度への報道が必要」というもの。

Journalism (ジャーナリズム) 2016年 6月号

Journalism (ジャーナリズム) 2016年 6月号

 

  もうひとつは、嗜好品を扱うJT系の財団たばこ総合研究センターの機関誌「TASC Monthly」。久住昌之氏による切り絵の表紙が贅沢な雑誌だ。Amazonでも扱っておらず、画像をお見せできないのがもったいない。

TASC MONTHLY | TASC 公益財団法人 たばこ総合研究センター

 本文のフォントもいちいち洗練されてて、さすが嗜好品の雑誌である。TASCサロンというコーナーに「多数決と多数意見」を寄稿したが、内容が嗜好品として成立していることを願っている。

 私は煙草を喫う習慣がないが、ちょうどその原稿を書いていた時期に、企業の研究会でJTの人からギャラハー社買収の話を聞いた。企業買収の話なのだが、そのなかで、煙草という特殊な財の話が魅力的に出てきた。

 それ以来、無性に煙草が喫いたくてたまらない。夜遅く自宅へ帰るとき、闇夜に浮かぶ煙草の自動販売機を見るたびに、ああ、あれが欲しいと思うのだけれど、まだ手を出さずにいる。折れた煙草の吸い殻であなたのうそが分かる、と頭のなかに昭和の歌謡曲が流れてくる。 

うそ/理由(わけ)

うそ/理由(わけ)

  • アーティスト: 中条きよし,山口洋子,高見弘,池多孝春
  • 出版社/メーカー: テイチクエンタテインメント
  • 発売日: 2006/04/26
  • メディア: CD
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