横浜マラソンをしみじみ振り返ろうと思う。まずは結果から。GPS時計によるマイ計測だと、42.48kmを、4時間17分12秒かけて走った。42.195kmじゃないのかと思われるかもしれないが、直線上を走るわけではないのでこうなる。つくづく0.195kmのオマケは余計だ。
そのまま走れる格好で横浜駅東口に到着。スタート地点の道路に移動する。わたしはCブロック。すでに路上にたくさんのランナーが溢れている。こんなに大きな大会に出たのは初めて。天気予報は曇りだったが、晴れ模様で嬉しい。気温は7度くらい。寒い。使い捨てのポンチョをかぶっている人も多かった。自分も次回はそうしようと思う。こういうのは大会に出ないと具合がわからない。
8時ごろから主催者の挨拶が始まった。横浜市長、神奈川県知事、大会プロデューサーなどが喋る。寒いなか勘弁してくれと思うのだが、大規模に交通封鎖する罪への罰なのだろう。ただし黒岩知事が「今回は私も走ります」と言ったときは、「おおー」となった。
なにゆえ61歳の知事が初マラソンを走るのか。42.195kmは人気取りのために走るような距離ではないし、そもそも「ランナー票」なんてものは大してないだろう。きっと、走ってみたいと思ったのだろうなと思う。分かるぜその気持ち。その欲望に共感する。
晴れた横浜の空を眺めながら、消防署のブラスバンドが「負けないで」を演奏したとき、軽く落涙した。風邪が治ってよかった。どうせ自分は本番当日には風邪が治る、俺はそういう運命の子、と思っていたらやはり治った。ああよかった。平和と健康に多謝である。
8時半に号砲が鳴る。スタート地点まで皆でのろのろスタート。だがスタート地点がどこか分からない。主催者が「壇上に剛力彩芽さんのいる所がスタート地点です」とアナウンスする。剛力彩芽はどこだ。あいつか、こいつか、とキョロキョロしながら13分走ったところで発見。うーん、テレビで見る通り。
ランナーが多すぎて大渋滞である。これではタイム出ない。序盤の21kmは
- 1km 5:50 大渋滞
- 2km 5:32
- 3km 5:27
- 4km 5:34
- 5km 5:20
- 6km 5:14 たぶんこの辺で渋滞がわりと緩和
- 7km 5:10
- 8km 5:16
- 9km 5:29 この辺でキロ5:25に調節を意図
- 10km 5:27
- 11km 5:21
- 12km 5:21
- 13km 5:18
- 14km 5:27 バナナ食った?
- 15km 5:25
- 16km 7:59 このうち2:30はトイレ。待ち時間に補給ジェル
- 17km 5:45 いったん止まると遅くなるのだ
- 18km 5:12 それを回復すべくペースを上げた
- 19km 5:22 ああいかんと思って元に戻した
- 20km 5:38
- 21km 5:49 なんか脚に疲れが出始めている? この先で折り返し。
計算してないのだが、たぶんこれで1時間56分くらいだと思う。残りの半分も同じペースとはいかないので、4時間切りは無理が事実上の確定。もしやまさか、あわよくばと思っていたが、まあ、そうはいかないよね。諦めが肝心だ。
残り21kmの方針は「徐々にペースが落ちながらも粘ること」にする。というか、まあ、本番は34kmあたりからなので、そこまでいかに無難に辿り着くかがわたしの当面の勝負。