風邪が治らぬ

 週末の日曜日に横浜マラソンだというのに、風邪が治らない。ネットで「風邪 マラソン」で検索すると、風邪なのに走ったランナーや、走るのを思いとどまったランナーなどの、いろいろな体験記がある。どれも参考になるし、どれも参考にならん。百人百様である。

 微熱以下くらいなら走ってもよいのでは、でも風邪のぶん苦しいよ、というのが最大公約数的なまとめだろうか。今のところ、当日の出発前の体温が37度未満だったら、風邪薬を飲んで走ろうかと思っている。何のためかは知らない。

 こういうことをゼミ生に相談すると、彼らは一様に「自分なら走りますよ!」と言う。ウェーイな塾生の発想で、わたしは彼らのこういう所が好きだが、必ずしも賢明な選択というわけではなかろう。

 それに自分は、若い学生ではない。だが、だが、トップコンディションでないと戦えないというのは、なんか違うよなあ、と思う。

 分別ある大人としては休むべきだが、分別に欠けているので仕方がない。市販の風邪薬で抑えられる程度のまま、これ以上、悪化しないことを祈る。