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毎日小学生新聞11/11

 11月11日の毎日小学生新聞(まいしょう)の巻頭記事「多数決でいい?」に、長めのインタビューが掲載されました。多数決のもとでの票の割れや、多数決で決めてはいけないことについて語っています。カラー写真付きです。

 大人相手なら人権概念の権威に頼って「人権侵害を多数決で決めてはいけない」と言えるのですが、小学生だとそれで通じるか微妙な気がします。少なくとも、小1のうちの子にはまだ無理です。なので直観に頼って「みんなで誰かをいじめることを多数決で決めたらいけないよね」と言いました。あらためて人権概念は高度だ、これが社会でそれなりに authorize されているのは全然当たり前のことではない、などと思いました。

 そして、うちの子は「なるほどー、たしかにだれかをいじめるのを、多数決できめたらだめだよねー」と分かってくれたので、多分この説明でよかったのだと思います。

 小学生新聞に載ったのは初めてですが、何となく心が「次世代に希望を託す」モードになりそうでした。とはいえ勝手に託すのも責任放棄。それに、たぶん次世代の人間も大したことはないと思うので、自分が現役のうちは託さない、老害と呼ばれるまで頑張ろうと思ったりもしました。

 子供が毎日小学生新聞に関心を示したので、購読してみたら、ずいぶん好評です。ルビもあって楽しく読んでいます。まだ早いかなと思っていたのですが、うーん、なるほど、こうして読める主体に変容するのか。

 変容に関して一つ余談(すでにこのブログは余談だらけですが)。先日、子供の小学校の参観日に行ってきました。私は子供の小学校にも先生にも、全く不満はないのですが、ガヴァナンスの効いた教室を見ると、おお、国家が国民を再生産している、実に公教育だと軽く震撼します。参観日とは、子供の様子を親として観察しに行くものなのか、行政機関の様子を主権者として民主的に監視しに行くものなのか、いまいちよく分からないのですが、まあ、どちらでもあるのだと思います。  

フランス革命期の公教育論 (岩波文庫)

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