今日のハーフマラソン

 今朝(7/5 日)目を覚まして窓の外を見ると、天気予報通りの大雨だった。こんな日は家に閉じこもって読書でもするべきだ。だがそんなわけにはいかない。雨天決行のハーフマラソンがあるからだ。少しだけ中止を期待してネットをチェックしてみたら、やはり決行だった。

 これは「夏の多摩川ハーフマラソン三連戦」のことである。その名の通り、夏の七月・八月・九月に多摩川沿いでハーフマラソンがあるのだ。わざわざ熱中症に挑みに行くような企画だと思う。今日はその初戦。

 これまで自分は雨のレースを経験したことがない(そもそも経験自体が浅いわけですが)。晴れのほうが気分はよいが、雨だと気温は下がるし身体に水があたるので、熱中症にならないで済みそう。給水の回数も減らせるし、その分わき腹が痛くなる可能性も減る。ただ雨の中を走るのがどういうことなのか、何にどう負担なのかよく分からない。

 とにかく今日は、いつもウエストポーチに入れているジェル飲料を持たないことにした。これでウエストポーチを外せる。便利だけど、走るのにちょっと邪魔なのだ。 

  ランパンのポケットに「塩飴2つ」(塩分補給用)、「1000円札一枚」(何となく)、「ばんそうこう一枚」(ケガ用)だけを入れた。首にはプールでも使える完全防水の小型SONYウォークマンをかける。自分はいまだにSONYブランドにありがたさを感じるのだが、これは世代的なものなのだろうか。頭にはアシックスのランキャップをかぶるが、これは頭部の陽射し対策と、メガネに雨が当たらない対策。アシックスのことは信頼というより尊敬している。シューズは先月新調したアシックスの初級者定番GT 2000 New Yorkで、これはクッションが絶妙。

 今日の目標は1kmを平均5分40秒で走ることだ。そうすると21.0975kmをギリギリ1時間59分台で達成できる。いわゆるサブ2である。

 結果からいうと、1kmを平均5分38秒で走れたが、サブ2は達成できなかった。2時間1分15秒である(速報値)。どういうことかというと、21.0975kmのコースといっても直線のトラックではないので、カーブの外周を走ったり、コースを斜めに走ったりするので、実際には21.5kmくらい走るのだ(GPS時計で計測)。その差の約400メートルを考慮に入れるのを忘れていた。作戦ミスだし、走力不足である。経験不足といってもいい。

 「最初の3kmを抑えなければよかった」や「あのときトイレに寄らなかったら」などの思いや、「泥道は走りにくかった」や「水たまりを避けるのに手間取った」などの言い訳もある。しかしすべて含めてレースというほかない。

 前回のレースは炎天下のアスファルトとの戦いで、今回は雨だったように思う。途中で止んでくれたのだが、雨水が靴下に浸水すると布が足底とこすれて変なところにマメができるし、シューズも重くなる。ぬかるみを避けて走るとロスも大きい。

 というわけで素人が偉そうにいうのも恐縮なのだが、こういうのは自然との戦いなのだなあ、それを愉しむべきなのだよなあ、とつくづく思った。そして自分はマンガ脳なので、弱ペダ24巻の真波君のセリフ「けれど自然は大きい! 相手にならない!」「はじめから御することなんてできないんだ!」は、なるほどこういうことかと思った。自分はまだ「だから(ビュウと風の音) 声を聴くんだ・・・」の境地には達していない。 

弱虫ペダル 24 (少年チャンピオン・コミックス)

弱虫ペダル 24 (少年チャンピオン・コミックス)

 

 「あ、作戦ミスだ。これだとサブ2できない」と気付いたのは残り約3kmの地点で、そこから慌ててスピードアップしたら、無理をして右膝を傷めた。たぶん治すのに2-3週間はかかるから、走るのはしばらくお休み。筋トレもストレッチも真面目にやってこうなので仕方ない。そもそも自己責任で遊んでいるのだし。三連戦の8月はもちろん不出場で、うまく回復したら9月にタイムを狙わず再挑戦したい。本番は秋が深まった頃、11月のレースを探そうと思う。

 GARMINのGPS時計によると、今日は21.55kmを1キロ当たり平均5分38秒で走って、計1315キロカロリーを消費した。ここしばらく体脂肪率はコンスタントに8.5%程度を維持している。夕方になって、家族で外食しようと外出したら、仲の良い一家とたまたま会って、合流してファミレスでご一緒した。お腹が減っていたので暴飲暴食して、デザートを二品平らげた。満足である。