読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

袋井フル42km(その5)

記録証を手に取り見た。わたしが初めて走ったフルマラソンである、袋井クラウンメロンマラソンのタイムは、ネットで4:24:39(グロス4:25:10)だった。 ストレッチで身体をクールダウンしたほうがよいのだろうけど、全身がビキビキしていて、できない。 何か…

袋井フル42km(その4)

前半はハイペースで走ったつもりだが、トイレやら補給やらで時間がかかる。何だかんだで結局はハイペースではなく、2時間の時点で、22kmには届いていない。とにかくいまの目標は次の10kmをキロ5分30秒で走ることだ。 この10kmの記憶はほとんどない。よくわか…

袋井フル42km(その3)

号砲が鳴り会場のエコパのトラックからスタートした。42kmの作戦は「キロ5分30秒で走り続ける。維持できなくなったら自然に減速」である。これが「作戦」と呼ぶに値するものかは知らないが、それくらいしか思いつかないのだ。 もし5分30秒がずっと維持できれ…

袋井フル42km(その2)

大会当日の朝、宿泊先で目が覚めて窓の外を見たら、曇り空であった。雨が降りませんようにと祈りながら、顔を洗ってウェアに着替えた。午前7時。朝ごはんを食べねばならない。 ランの本にはよく「大会当日の朝は、スタート3時間前までに消化の良いものを食…

袋井フル42km(その1)

12月12日(土)の夜、子供を寝かしてから妻に別れを告げ、小さなリュックを背負って新横浜駅に向かった。終電の新幹線に乗って、静岡県に行くためだ。翌13日に、静岡県袋井市で開催される、袋井クラウンメロンマラソンに出場するのだ。 クラウンメロンは袋井…

毎日小学生新聞11/11

11月11日の毎日小学生新聞(まいしょう)の巻頭記事「多数決でいい?」に、長めのインタビューが掲載されました。多数決のもとでの票の割れや、多数決で決めてはいけないことについて語っています。カラー写真付きです。 大人相手なら人権概念の権威に頼って…

月例川崎10km(11月)

足底のケガから復帰後、月例川崎に出場してきた。これまで10kmの50分切りは、マイ計測なので、そろそろ公式記録がほしい。 最近開発した坂道ダッシュは「250mを全速力で上がって、ゆっくり下る」を3回やる。かかる時間は全部で15分くらい。ダイエットはして…

月例横浜10km(11月)

10月に念願の「ハーフ 2時間切り」と「10km 50分切り」を達成したあと、左足の裏側を傷めてしまった。歩くと痛い。整形外科に行ったらレントゲンとられて「うん、ケガじゃないけど炎症ね」と診断された。ケガじゃないけど炎症とはいかに。炎症を伴うケガでは…

朝日新聞11/28オピニオン

私ごときが忙しいと言うのはおこがましい、あるいは仕事があって感謝とも思うのだが、なんか忙しい。もう一カ月半くらい、ほとんどロードバイクに乗っていない。さらに11月はランも10kmを二回しか走っていない。筋トレだけはコツコツ続けていたが、ついに昨…

月例横浜10km(10月)

横浜の月例10kmランに参加してきた。今回は大失態で、10分以上遅刻してしまった。自宅から鶴見川の最寄りの土手まで行って、そこから新横浜あたりまで上流へと8kmほどロードを漕いだら会場に着くのだが、なぜか下流へ進んでしまったのだ。間抜けすぎる。しか…

大井ハーフ21km(10月)

品川区の大井にある人工島の陸上競技場で開かれたハーフマラソンを走ってきた。競技場のトラックと外周を走るコースで、1周3kmを7周(プラス0.975m)するのだ。いささか殺風景な場所にあるコースで、カーブも多く新記録に向いているわけではない。しかしここ…

月例川崎10km(9月)

9月の月例川崎10kmランで、記録が50:50だった。走歴1年2カ月、初の50分台、私にとっては快挙である。 私は昨年のこの大会で腸脛靭帯炎になって、三カ月以上まともに歩けなくなった。いま思うと結構なケガである。そのとき無理やり走ったタイムが51:27だ。わ…

パン食い競争(後編)

前回「パン食い競争(前編)」からの続きです。どうか前編から一字一句逃さず丁寧に読んでください。 パン食い競争参加者の集合場所には、父母が200人くらい集まっている。私たちは適当に10列に並んで、そのなかの10人で競うことになる。父親が7割、母親が3…

パン食い競争(前編)

一年前、子供の幼稚園の運動会でひとつのことを心に誓った。来年こそパン食い競争で一等賞を獲るのだと。すなわち私は今日のパン食い競争で勝利を収めてみせねばならない。 今日は子供の幼稚園の運動会だった。早起きして家族より先に会場に行って場所取りを…

ニュースサイト・オプエド

9月29日(火)にジャーナリスト上杉隆さんのニュースサイト・オプエドに出演してきました。安保法制や代表民主制の問題点について、色々コメントしています。あれは多数決の強行採決が問題だとかいう問題ではない(私は、国会でのいわゆる強行採決自体は…

憲法学者の多数決と陪審定理(メモ)

コンドルセ陪審定理は、多数決の「正しい使い方」を教えてくれる。コンドルセは、ルソーの影響を強く受けてそれを着想。人民集会で「ある法案が一般意志に適うか否か」を多数決で判定。それがうまく出来るため(=陪審定理の前提条件が成立し、多数決がうま…

8月の雑記

8月の有酸素運動は控えめであった。たんに夏が暑くて、ランもバイクもする気になれなかったからだ。それでもたまに自転車(スペシャのアレー・コンプ)に乗って、60km程度のプチ遠出をしては、帰りにスパ銭に寄ってのんびりするのが楽しかった。最近はたま…

書評やインタビューなど

前回のエントリで「8月27日が締切」と言っていた岩波『科学』7500字ですが、その後、よく見たら今日(8月31日)が締切でした。なのでさっき書き直して提出しました。十分な字数をいただいたので、「コンドルセ陪審定理」(Condorcet Jury Theorem…

ハンストと多数決

一カ月ぶりの更新です。日々の暮らしに追われているとなかなか更新できません。ランもロードバイクもろくにできておらず、体脂肪率が7%から9%に上がりました。とりあえず今日は岩波『科学』7500字の締切です。昨晩、原稿をほぼ完成させて、これから改訂し…

二度目の3km

前回「一度目の3km」からの続き: 本日二度目の3km走。スタート地点にはランナーが集まっている。暑い暑いという声が周囲から聞こえる。ではなぜ走るのか、おそらく彼らの多くは答えられまい。少なくとも私はそうだ。理由などない。何か目的があって走るので…

一度目の3km

最近、暑すぎて走る気になれない。先週の日曜日には、川崎月例ランに参加したが、5kmのほうも10kmも、酷暑のため3kmに短縮されていた。10kmのほうが5kmに短縮されるのは予想していたが、両方とも3kmとは。というわけで、3km+3kmに出場することにした。それに…

『東京人』8月号

今月の『東京人』(8月号)に『多数決を疑う』の書評をいただきました。こういうライフスタイル的な雑誌で扱っていただくのは初めてでハッピーです。どうもありがとうございます。評者は苅部直先生で、砂原庸介さんの『民主主義の条件』と併せての紹介です。…

朝日新聞と岩波『科学』

本日の朝日新聞33面(文化・文明欄)に「多数決、本当に民主的?」という特集が組まれています。私も企画に参加しており、意見を寄せています。よろしければご覧ください。まず、この「多数決、本当に民主的?」という特集名が素晴らしいと思います。多数決…

昨日のラン写真

Photolystで昨日のハーフマラソンの写真を二枚購入した(計920円)。勝手に撮った人が、勝手にアップして売る(そして仲介手数料を取る)システム。うまいビジネスだと感心する。 走ってるオレ。折り返している。泥砂利の路面を見て、僕に同情してほしい。し…

今日のハーフマラソン

今朝(7/5 日)目を覚まして窓の外を見ると、天気予報通りの大雨だった。こんな日は家に閉じこもって読書でもするべきだ。だがそんなわけにはいかない。雨天決行のハーフマラソンがあるからだ。少しだけ中止を期待してネットをチェックしてみたら、やはり決…

書評への御礼

今日の毎日新聞・日曜版に岩波新書『多数決を疑う』の書評を(輝かしい位置に)いただきました。これで(時系列順に)日経、読売、朝日、毎日すべての日曜版に書評が出たことになります。ありがたいとしか言いようがない、大変な快挙です。 「週刊 東洋経済…

消費社会への雑感

三か月検診に行ってきた(もちろん自転車の話です)。ずっと乗ってるみたいな気がしてたけど、まだたった三か月なのか。しょっちゅう上位機種が欲しいとか、次はこれだとか言ってるけど、どう考えても消費社会に毒されていると思う。人間は社会を作るが、社…

TOKYO FM「タイムライン」

今日(6/3 水)は、ちきりん氏がパーソナリティのTOKYO FM「タイムライン」にゲスト出演して、多数決とボルダルールについて喋ってきた。生放送で楽しくお喋りさせていただけて、感謝でございます。 <a href="http://www.tfm.co.jp/timeline/…

日曜日の雑記

日曜の朝、自宅から大井の人工島にある陸上競技場まで、自転車で15km行った。 そしてハーフマラソンに出場した。曇りのはずの天気予報は、大外れで快晴。アスファルトの照り返しがキツくて気温が33度ある。とりあえずストレッチを入念にした。とにかく今日は…

月曜日の雑記

このブログは最近多くの人がアクセスしてくれるようになりました。多数決についてのエントリーで関心を持ってもらったようです。しかしここは、私のくだらない雑記置場でもあるので、よろしければそっちも、あるいはそっちをこそ覗いてみてください。もしか…

そろそろ多数決の危険性を直視しよう

自分のことは自分で決めたい。この意志を「自分たち」に適用したとき、それは自分たちのことは自分たちで決めたいという、デモクラシーを求める心理の基盤となる。だが自分だけで決めることと、自分たちで決めることには、大きな違いがある。一と多の違いだ…

「大阪都構想」選挙への雑感

「大阪都構想」というか、大阪市解体選挙は、もちろん固唾を呑んで結果発表を見ていた。私は住民投票じたいには肯定的だ。もっと日本で色々な直接選挙ができるようになったらいいと思う。今回は僅差で否決された。そして、こんなものは政策でなく政治だから…

5月前半の近況

忙しい。本当に忙しい人はいちいち言わない気がするけど、忙しい。詰まった義務・予定をこなすだけで、インプットの時間が取れない。自分はもうほとんど残りカスで、このままだと学者として枯渇する。だから往復32kmの自転車通勤を始めた。 何がどう「だから…

コンドルセ考案の議員選出法

すまないが最初に4/29の日誌を書く。今日は休日で、妻の友人が子供連れで遊びに来てくれた。家庭でお役御免となった私は、多摩川沿いをサイクリングすることにした。サイクリング自体を目的とする初めてのライドで、多摩川大橋あたりから立川近辺まで、多摩…

ルソーの扱いについての後記

最近ずっとランニングだの自転車だのばかり書いてたので、今回から「研究室」っぽく戻します。 でもその前に。先日の月例10km大会は55分で、膝に「全く」ダメージなしで走れた。私にとっては達成だ。昨年9月から始めて、ケガをして回復して、トレーニングし…

書いてた途中の記録(その7、最終回)

(これまでのあらすじ) 岩波新書『多数決を疑う』を書いていた坂井は、長年悩まされていた肩や背中や腰などのハリ・コリをどうにかすべく、武田真治『優雅な肉体が最高の復讐である』を参考に筋トレをはじめました(世代的に彼は教祖なのです)。するとあっ…

書いてた途中の記録(その6)

(その5)からの続きです。これは近刊の岩波新書『多数決を疑う』を書いていた途中の個人的な日記のようなものですが、その本の内容とは全く無関係に著しく脱線しています。 1月末の10km大会に出た。タイムは57分、膝にはちょっとダメージだが生活への支障…

書いてた途中の記録(その5)

(その4)からの続きです。 2014年の大晦日に、おそるおそる走るのを再開した。多摩川沿いのいつものコースを8.5km走った。どうやら脚はそれが可能な程度には治ったようであった。よかった。正月が明けてからは、そのコースを週に2-3回のペースで走った。 …

書いてた途中の記録(その4)

(その3)からの続きです。たぶん(その6)くらいまで続く気がする。 9月末に膝を痛めたので10月は中旬まで走れなかった。下旬になり少しずつ走り始めたが練習は足りない。そのまま10月末の10km走に出場した。快晴の多摩川河川敷。きちんとしたシューズに…

書いてた途中の記録(その3)

この(その3)は、(その1、2)から続けて読まないと、あまり意味が分からないと思います。本を書いてたときの日記的なものですが、書くことと関係ない内容が(とても)多いです。 9月になり、予定通り月末に『多数決を疑う』の草稿を書き終えた。今作は9…

書いてた途中の記録(その2)

前回「書いてた途中の記録(その1)」からの続きです。個人的な執筆記録なのですが、かなり話が脱線しているので、途中から読んでも意味が分からないと思います。 <昨年8月の続き> 走ると言っても、私は完全な初心者なので、やり方が分からないし、やり方…

書いてた途中の記録(その1)

今度出す『多数決を疑う』を書く過程の、個人的な記録です。途中からなんか別の話になる。 2014年5月中旬 企画会議が通った。仮タイトルは『投票の科学』で、スッキリしてていいと思う。本当は『投票の人文社会工学』にしたかったのだが、まあこれでよい。こ…

年度末

いつもながら久しぶりに更新します。2015年に入ってからは、内閣府の経済理論研修で毎週「ミクロ経済学」の講義を担当していました。月曜朝8時半から10時までの授業です。官庁で講義を受け持つのは初めてで、最初は慣れないこともあったのですが、非…

いま現実逃避まっさかり

また久しぶりの更新です。最近はずっと本を書いており、締切も編集者もないブログに手が回りませんでした。ちなみに本は、明日が締切で、いまは現実逃避の真っ最中です。 書いている、あるいはいまこのブログでなく書いているべきなのは、岩波新書『多数決を…

日評関係(にっぴょうかんけい)

少し遅れての紹介になります。日本評論社『経済セミナー』と『数学セミナー』の、ゲーム理論座談会に出ました。内容は、前者のほうが「社会科学寄り」です(手前味噌だが、これはなかなか面白いと思う)。あと、表紙に私の顔が出ています。会場は慶應で、本…

39歳になった話

半年ぶりくらいに更新します。その間には投票について一般向けの本を書いていました。書き物をしているとどうしてもブログまで手が回りません。いまはドラフトが仕上がり改訂中です。年末に脱稿して4月に店頭に並ぶ予定で、脱稿したらまたお知らせします。 …

メカニズムデザインと意思決定のフロンティア

昨年度、慶應義塾で「意思決定とメカニズムデザインのフロンティア」という連続講座を開催しました。そのプロジェクトの関連書籍、『メカニズムデザインと意思決定のフロンティア』が、5月下旬に出版会から公刊されます。私が編者で、講師陣が主な執筆者。詳…

日経ビジネスオンライン・インタビュー4/23

日経ビジネスオンラインにインタビューが掲載されました。マーケットデザインについて考えを喋ってます。 http://business.nikkeibp.co.jp/article/interview/20140404/262374/?n_cid=nbpnbo_top_updt このインタビューは『2014~2015年版 新しい経済の教科書…

日経ビジネスオンライン寄稿4/17

日経ビジネスオンラインに、周波数オークションの記事を寄稿しました。 http://business.nikkeibp.co.jp/article/interview/20140407/262522/?n_cid=nbpnbo_bv_ru その中で「パッケージ付き同時競り上げ式オークション」について言及しています。それについ…

「経セミ」と「経出る」など、要するに日評(にっぴょう)関係

今さらですが、『経済セミナー』2・3月号に「ロナルド・コースの世界」を寄稿しました。コースは「法と経済学」で有名ですが、周波数オークションの提唱者でもあります。 経済セミナー 2014年 03月号 [雑誌] : 健康・医療と経済学 出版社/メーカー: 日本評…